看護師のプリセプターシップ

最近では多くの病院でプリセプターシップを採用して、新人看護師の教育に当たっています。実際に4月と5月の2ヶ月間プリセプターの先輩看護師と一緒に、仕事をしたプリセプティーの看護師の方も多いと思います。プリセプターシップとは看護学校などを卒業したばかりの新人看護師を、先輩看護師が指導や教育を行い臨床経験を積ませるといったトレーニングシステムです。

このプリセプターシップは一般の企業ではOJT(On-the-Job Training)と呼ばれ企業の上司や先輩が、新人の部下などに対して仕事に必要な知識や技術などを指導する制度です。もともとは第一次世界大戦中に当時5,000人の作業員が勤務していた造成所で、大量の新人作業員を教育する必要に迫られた責任者のチャールズ・R・アレン氏が考案しました。

やって見せて説明をして次に部下にやらせて、それを上司や先輩が指導する4段階職業指導法のことです。OJTは戦後の日本に導入されて現在の企業研修のもとになっていて、最近では客室乗務員の新人指導法として多くの航空業界でも行われています。

多くの病院で行われているプリセプターシップはこのOJTを応用したもので、看護師学校で学んだ知識を臨床現場で実地体験することで身につけさせる制度です。その際に経験豊富な先輩看護師がプリセプターとして、新人看護師のプリセプティーを指導していきます。

病院で行われているプリセプターシップは、何も新人看護師だけの指導とは限りません。離職が多い看護師という職業では、結婚や出産で何年かのブランクのあとに復職する看護師も多いのです。そのためそんな看護師のために、このプリセプターシップが行われています。

ただ新人看護師とは違い復職する看護師の場合は、プリセプティーの方が看護師歴が長かったり年配のケースも少なくありません。そのため指導する側のプリセプターが、大変な場合も多々あります。これまでの自分の経験やプライドが邪魔をして、なかなかプリセプターの意見やアドバイスを聞き入れないプリセプティーも少なくありません。

実際にプリセプターの多くが他の病院で働いた経験がある、中堅の看護師が一番やりにくいと口を揃えます。たとえば前の病院ではこうやっていたとか、どんなに病院のやり方やルールを説明しても聞き入れないケースが多いと言います。

プリセプティーにも言い分があると思うので何とも言えませんが、看護師が復職する場合のプリセプターとプリセプティーの苦労が垣間見えます。

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